会長挨拶

新潟市医師会は創立100周年を迎えました

会長写真

第12代 新潟市医師会長 大川 賢一

新潟市医師会は本年創立100周年を迎えました。諸先輩から現在の会員まで伝統を受け継いで活動を続けてきましたが、新潟大学の先生方、市長はじめ行政の皆様、市民の皆様のご支援、ご協力のお蔭であり、改めて皆様に感謝申し上げる次第であります。

簡単に100年の歴史をご紹介しますと、明治22年新潟市制施行から17年後の明治39年医師法が公布され、その翌年明治40年(1907年)新潟市医師会が設立されました。戦後の昭和22年新生新潟市医師会が設立認可された記録も残ってはいますが、新潟市医師会としては明治40年を創立として昭和62年創立80周年を祝い、今年100周年を迎えることができました。

去る11月17日創立100周年記念式典を挙行し、吉田六左エ門、西村智奈美両代議士、泉田裕彦新潟県知事、篠田昭新潟市長、内山聖新潟大学医学部長、佐々木繁新潟県医師会長よりご祝辞を頂きました。バブル崩壊後の財政難、急速に進む少子高齢社会に加えて格差社会、医師、看護師不足など厳しい状況ではありますが、新潟市医師会は市民の保健医療福祉の担い手としての思いを新たにした次第であります。

4月新潟市は政令市に移行、広大な面積の都市になったため、市全体の救急医療体制の見直しを行っています。11月移転した市民病院の跡の一部を改装し、平成21年4月急患診療センターを移転、救急医療体制の充実を図る準備を進めています。平成20年4月から健診体制が変わり、特定健診・特定保健指導が始まりますが、現在市の担当者と準備を進めています。病気は先ずは予防から、麻疹撲滅のために麻疹風疹混合ワクチンを年長児に是非受けさせて下さい。小学校入学前の3月まで無料でできますので、お忘れなく!

市民の皆様の保健医療福祉の維持向上のために新潟市医師会は活動していきますので、市民の皆様のご理解とご協力をお願いします。またお役に立つ情報を提供していきますので、今後とも新潟市医師会ホームページをご利用下さい。

平成19年12月10日