髙橋 美徳
2021年4月1日に新潟市本町通6番町にある「谷澤整形外科クリニック」を継承し、「びとく整形外科クリニック」と名称変更して開業させていただきました。これまで谷澤整形外科クリニックに通院して頂いていた患者さんはもとより、地元の方々が悩む整形外科疾患に対する診療の一端を担わせていただきたいと思っております。
「びとく」というネーミングは、私のニックネームにちなんで選ばせていただきました。本名は美徳と書いて「よしのり」と読みますが、高校生の頃から音読みで呼ばれることが多くなり、大学生以降はいつも「びとく」と呼ばれていたので、本名が「びとく」だと思っている後輩もいるようです。生まれは新潟ではないのですが、生後6ヶ月からは新潟市で育ち、小学校から大学まで通わせてもらった学校はすべて新潟市中央区でしたので、私の出身地は新潟市です。現住所からクリニックまでは徒歩10分の距離で、3人の子ども達も全員最寄りの白山小学校に通いましたので、クリニックはまさに私の地元ということになります。
卒後は新潟県内・外の10箇所を超える病院で、整形外科勤務医として34年の経験をさせていただきました。大学では膝班に所属し、1992年には米国ミネソタ州ガスチロ先生のもとで人工関節置換術患者さんに接する留学経験もさせていただきました。それぞれの病院では膝関節疾患以外の治療も担当させていただきましたが、国立病院機構西新潟中央病院では23年間にわたり勤務させていただき、整形外科以外の疾患も診させていただきました。
標榜科は整形外科、リウマチ科、リハビリテーション科としております。
検査機器としてデジタルX線撮影装置、X線骨密度測定装置を備え、牽引・キセノンレーザー・温熱治療装置といった物理療法装置を用意しております。
外傷や関節炎、脊椎由来の四肢のしびれ、骨粗鬆症等整形外科疾患に対してクリニックで可能な範囲の治療や処置を行い、小手術であれば実施できる設備も整えています。
骨・筋肉・関節・神経など運動器の障害で移動機能の低下をきたした状態を「ロコモティブシンドローム(ロコモ)」といいますが、国民生活基礎調査によれば介護が必要になる方の25%がロコモのためとされ、健康寿命と平均寿命の差が開いて、体の不調と長く付き合う時代となってきています。ロコモの代表疾患として骨粗鬆症、変形性膝関節症、腰部脊柱管狭窄症が挙げられますが、その病状は様々ですので患者さん目線で評価・判断し、患者さんの意志・ご家族の意向を尊重して治療の方向性を提示できればと考えています。
新潟市中心街立地で専用駐車場はありませんが、柾谷小路の本町バス停が近く、近隣には医療機関と院外薬局が複数あって、ぷらっと本町6番町商店街の中にあるため、ついでに他の用事を済ませることもできます。活発な診・診連携、病・診連携、診・介連携を通して医療資源を有効活用し、地域医療に貢献していきたいと思っています。骨密度測定装置は最新型ですので、他医療機関からの検査依頼もお受けできます。
気軽にかかれて患者さんに受診して良かったと思ってもらえるクリニックにしたいと思っております。明るく優しいスタッフとともに丁寧な対応を心がけますので、よろしくお願い申し上げます。