渡邉 聡
2023年11月、新潟市西区小針に「こばり坂クリニック」を開院致しました。出身は千葉ですが、夏は海、冬は山にと自然に恵まれた新潟の土地に魅了され、新潟大学卒業後も悩むことなく残りました。大学ではサッカー部に所属していたこともあり、こちらも悩むことなく整形外科に入局、以来県内あちこちの病院で研修させていただきました。専門は膝関節外科とスポーツ医学で、前職の新潟医療センターでは非常に多くの関節鏡手術症例を経験させていただきました。またアルビレックス新潟のチームドクターを担当させていただいているため、若い学生アスリートから社会人選手、トップアスリートまで接する機会に恵まれております。こうした経験から、初期治療の重要性、傷害予防の重要性を強く感じており、途切れのないサポートを実践したいとの思いから開院に至りました。さらに地域医療構想にあるとおり、病診連携を生かした地域医療が求められていますが、スポーツ選手との関わりから得られた知見は高齢者に対する運動器の機能維持改善にも必ず役立つものと考えています。そのため、主に午前中は一般整形外科を、午後はスポーツ外傷を中心とし、学生や社会人がアクセスしやすいようにPM7時まで受け付けております。
クリニックには県内初となる1.9気圧高圧酸素ドームを導入しました。選手には外傷の初期治療として、一般の方にはアンチエイジングにお勧めしております。また体組成計を用いたリハビリ計画を提案しており、選手にはコンディション管理に、高齢者には骨粗しょう症やロコモ対策に活用しております。地元の若い選手の中からプロが誕生することを願いつつ成長障害予防に努め、現役選手の傷害に対しては速やかにピッチに戻れるよう最善策を提供し、さらに高齢者には健康寿命のため運動機能の維持改善を目的とした治療法を提供していきたいと考えています。子供のスポーツ外傷で一緒に受診した親が、今度は自分の両親を連れてきたり、そのうち自分もリハビリを始めてみたりというのが我々の目指すクリニックです。よろしくお願いします。