院長 三井田 博
2024年10月11日に新潟市西区真砂の医療モールに皮膚科のクリニックを開院しました三井田 博(みいだ ひろし)と申します。医師会事務局の方から医院紹介の原稿執筆のご依頼をいただきました。せっかくの機会と思い筆をとらせていただきました。
私は新潟大学医学部を卒業後、新潟市民病院で2年間、内科研修をしました。その間に外科系の科を2か月間選択できる期間がありました。当直の際に必要となる、外傷などの皮膚縫合をすることや内科疾患に合併することがある皮膚病変を診る機会は内科医としても有意義であると考えて「皮膚科」を選択しました。そのときに非常に分かりやすく、かつ親身になって指導してくださった皮膚科の先生のご指導のおかげですっかり皮膚科学に魅せられてしまい皮膚科医になる決意をし、新潟大学皮膚科に入局しました。
その後、大学病院や関連病院で研修し、特に県立がんセンター新潟病院では多くの皮膚外科手術を経験させていただきました。そして開業する前の14年と5か月間、県立新発田病院皮膚科で(14年中11年間は1人医長でした)勤務し、外来・入院患者の診療、手術、そして救急車搬送台数が県内トップクラスの当直業務(10年間)まで、幅広く皮膚科医として、医師として修練を積むことができました。
もともと私には開業志向は全くなく、定年まで勤務医をやっていくつもりでおりました。特に診療の傍ら学会の参加や学会発表、論文執筆もやりがいを感じていた活動の一つでした。勤務医ならではの珍しい症例の報告や症例集積研究、統計解析を行って論文投稿して掲載されることが勤務医としてのやる気の糧になっておりました。しかし年を重ねるにつれ50歳を過ぎたころより、理由はたくさんあるのですが、「皮膚科」という、外来診療が日常診療の中心になりやすい科の性格もあってか「開業」の2文字を意識するようになりました。ちょうどそんなときに、医院の開業支援や調剤薬局の運営をしている企業の社長と知り合いであったことも縁で、同社が企画していた新潟市西区真砂のメディカルゾーンでの開業を提案されました。高額な借金と年齢からすみやかに決断できなかったことも事実ですが、遅まきながら開業を決意しました。
当院では美容医療は行わず、保険診療を中心に行っております。保険外診療としては帯状疱疹ワクチン(効果持続期間を考慮して不活化ワクチンのみ)とインフルエンザワクチン接種と、AGAの治療を行っています(巻き爪診療は巻き爪マイスター®のみ)。皮膚外科手術も月、火、金曜日の14時から1時間の手術枠を設けて原則、完全予約制で行っております。当院は私自身が長年、上述の基幹病院で培った知識と経験、技術を患者さんに還元していくことをコンセプトに日々の診療に励んでおります。開業して早1年余り、開業医としての経営、人事等の苦労を日々痛感しているところですが、その一方で勤務医のときには遭遇する機会が比較的少なかった、ざ瘡や伝染性膿痂疹、ウイルス性疣贅など、多くのcommon diseaseの多様性や重症度の違いに今更ながら新鮮さを感じながら診療しているところです。また医師会の諸先生方からもすでに多くの患者さんをご紹介いただきました。この場を借りまして感謝申し上げます。
これからも「まさご皮ふ科クリニック」を何卒よろしくお願いいたします。



