小川 光平
時下、皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。この度、新潟市東区山木戸に2024年5月1日「おがわ内科・消化器内科クリニック」を開院致しました。出身は長野県ですが、父が新潟県(出雲崎町)の出身で、幼少期の夏休みに新潟の海に何度も連れてきてもらった事を鮮明に覚えています。そのため、大学は慣れ親しんだ父の故郷である新潟へ進学することを決めました。しかし入学初年度の2005年冬に新潟市は暴風雪に見舞われ、大規模な停電を経験しました。あまりに衝撃的な新潟の冬に、当時は卒業したら絶対に新潟県を出ると思っておりましたが、6年間の大学生活を経て新潟での生活にも慣れ、卒後は迷わず新潟県で初期研修を開始しました。そして新潟に移り住んでから早20年以上が経ち、医師として、この大好きな新潟の地で開院できることを心より嬉しく思っております。
前任地は新潟大学医歯学総合病院(消化器内科)で勤務をしておりました。「胆・膵グループ」に所属して、主に胆・膵疾患の治療や内視鏡検査を担当していました。皆様ご存じの通り、胆・膵領域の悪性疾患は予後が悪く、私自身も多くのがん患者様を担当してまいりました。残念ながら若くして亡くなってしまう症例も多く、悪性疾患の早期拾い上げが重要であると痛感しました。
このような経験を通して、自分がやりたい医療は何かと考えたときに、病気の早期発見、さらには病気の予防こそが理想とする医療と考え、そのような医療を提供できるクリニックを作りたいと思いました。当クリニックは、地域の皆様の「病気の予防、早期発見、治療、そして健康維持のお手伝い」を目標としております。
当クリニックでは「苦痛の少ない胃カメラ検査」を信念として、細径(5.8mm径)の経鼻内視鏡を取り入れています。最新の経鼻内視鏡を用いて、高画質で精度の高い検査が可能です。
また大腸カメラも最新のスコープを導入しており、従来のものより柔らかく痛みの少ない安全な大腸カメラ検査を提供しております。安全に切除できるポリープは日帰りのポリープ切除も行っております。希望者には鎮静剤を使用した大腸カメラも提供しております。
胃や腸の調子が悪い方、胃バリウム検査や便潜血検査でひっかかった方など、お気軽に当院へご紹介いただければと思います。
これまでの経験を生かし、生活習慣病などの一般内科診療から、専門分野である消化器内科診療まで幅広く、最良の診療を行ってまいりたいと思います。今後ともよろしくお願い致します。