浦野 正美
新潟市耳鼻咽喉科医会は現在、約40名の会員がおり、みみ、はな、のどの病気ばかりでなく、難聴、めまい、においや味覚など、感覚器の異常、また音声や言語障害、嚥下障害等々、幅広い分野を診療しております。その他、学校健診や福祉、健康、教育などの活動にも最近、特に力を注いでおります。
耳鼻咽喉科領域の救急疾患については、日曜祝日に新潟市内の会員が、新潟市急患診療センターにおいて交代で休日診療に当たっています。診療時間は9時から18時までです。外来で対処が可能なほとんどの救急疾患はセンターで診療が可能です。しかしながら、休日のみの一時的な治療を想定していますので、休み明けには必ず地元の医療機関を受診していだくよう、お願いしております。またセンターで手に負えないような、入院や手術を要する重症な患者さんは、新潟市民病院や新潟大学附属病院と連携して診療を行っております。耳鼻咽喉科領域の代表的な病気についての解説は新潟市耳鼻咽喉科医会のHPに掲載してありますので是非、ご覧下さい。
新潟市耳鼻咽喉科医会は、新潟市立の保育・幼稚園、小・中学校、高等学校の学校健診活動を共同で行っております。問診票には、日頃、お子さんを見ていてお気づきになった点を記入してください。健診で指摘される病気は聞こえや鼻づまり、言葉の発育など、お子様の心と体の発育に影響するものが多いので、必ず耳鼻咽喉科医を受診しましょう。
耳鼻咽喉科は首から上の、耳や鼻やのどの奥といった、普通では見ることの出来ない体の部分を、様々な器具や検査機器を使って診断します。また、単にお薬を処方するだけではなく、腫れている部分の膿を抜いたり、裂けている穴をふさいだり、出血を止めたり、異物を取り除いたりなどの、局所に対しての適切な処置・手術を行うことができます。医療機関を受診する際の参考にして下さい。
(2009.03.24)