安食 悟朗
お年寄りの排尿障害と若い人の性感染症が一般的な問題になります。尿が出にくい、夜間尿の回数が多いなどの前立腺肥大症については、泌尿器科外来で、尿検査、触診、超音波検査で簡単に診断ができ、内服などで生活上の不快、不便さを改善することができます。話題になっている前立腺癌も上記の検査のほかに、血液検査(PSA)で、ほぼ様子がわかり、癌があるかどうかの精密検査が必要な場合は、すぐ関連病院へ紹介することになっていますので、安心して受診して下さい。
性感染症については、今流行しているクラミジア感染症は男性は泌尿器科、女性は婦人科で診ていますが、症状が比較的軽く、内服治療で治る病気です。早めにパートナーと共に検査を受け、しっかり治しておけば、問題はありません。
(2007.03.29)